Maison Aoi Untitled 08

-商品詳細-
原料米:山田錦
精米歩合:-
Alc度数:13度
製造元:葵酒造
(新潟県 長岡市)

高橋酒造から葵酒造へと繋がれた熟成酒というバトン。
そのバトンを貴醸酒で表現したUntitled 08。
実験であり継承でもある甘美な味わいをご堪能ください!
Maison Aoi Untitled 08



記憶にも新しい葵酒造のファーストヴィンテージブランド「Maison Aoi Untitled」。
昨シーズン、01〜07まで全く方向性の違う酒質設計でリリースされ、初年度ながら業界内外から注目を集めました。
今シーズンの葵酒造はそんなMaison Aoi Untitled 01〜07を集約、ブラッシュアップし「Nouveau」、「Color」、「Farmer」、フラッグシップブランド「Domaine Aoi」へと昇華させ、さらなる飛躍を続けています。

まさに葵酒造の根幹を築いたUntitledシリーズは、さらなる酒質の向上や、日本酒の可能性を探求することを目的とした実験醸造シリーズとして残存。
個人的にも思い入れの強いブランドが継続してリリースされる事はとても嬉しく、蔵で阿部君(醸造責任者)から説明を受けた時にはウキウキが止まりませんでした!

さて、今作の08。
葵酒造さんが事業承継される前の高橋酒造時代の熟成酒を仕込み水の一部に使用した「貴醸酒」となります。
葵酒造としてはもちろんの事、経験豊富な阿部君も初めての試み。
酒質には全く不安はありませんでしたが、葵酒造の貴醸酒がどうも想像がつかず商品案内が届いてからソワソワソワソワ(笑)
嬉しすぎるサプライズに高ぶる気持ちを抑えながらの試飲です。

熟れたメロンを思わせる甘やかさに、橘ピールのビターさが混じり合ったうっとりとする香り。
口に含むと仄かに粘性のある口当たり。
綿あめのような甘味のアタックの直後、軽快な酸味がキュキュっと舌を転がりはじめる。
軽快な酸味は舌の中盤でじゅわ〜っと溶け、ジューシーさとエキス感が続きます。
どこか梅酒を思わせる果実感と、まったりとした熟成酒特有のコクがアクセント。
幾層にも積み重ねられた複雑な味わいながら、親しみやすい人懐っこさがあり飲み込んでしまうのが勿体ない…
徐々に仄かなミネラル感を纏いながらスーッと波が引いていくような味キレ。
ほろ苦い余韻が続き、立ち香で感じられた熟れたメロンを思わせる香りが鼻から抜けていきます。

余韻に浸りながら「これが葵酒造の貴醸酒か」と腑に落ちました。
阿部君曰く、酸のバランスと味わいの移りゆきで葵酒造らしさを表現したとの事。
様々な味わい、コンセプトの貴醸酒が世にある昨今「らしさ」を表現する事は容易ではないと思います。
しかし一口飲めば葵酒造のお酒だという事が分かる。
やっぱりゅうやんはすげーな(笑)

これからの季節はロックや炭酸水を少し垂らしても◎
ちょっとお酒の温度を上げてレアに焼き上げたタレ味の鶏レバーと、キンっと冷やして桃のコンポートと、等など、温度を変えて様々な料理と合わせてお楽しみ頂ければ!


昨年から事業承継を経てスタートした葵酒造。
全てが実験的で、同じものは一つとして存在しない酒「Maison Aoi Untitled」シリーズをリリースし、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで駆け抜けた1年。
蔵元の青木さんをはじめ、葵酒造のメンバーは一層タフに、より一層素晴らしいチームになったように感じています。

 僕自身も新潟酒の陣や若手の夜明けといった大型日本酒イベントで葵酒造ブースのお手伝いをさせて頂きながらその注目度合いを肌で実感。
日々悩み、時にはメンバーの面々とコミニュケーション、飲みにケーション(笑)を取りながら共に激動の1年を過ごさせて頂きました。

11月下旬、久しぶりに蔵にお邪魔してきました。
蔵内に入ってびっくり!!
まず景色がまるで違う。
漂う匂いも昨年とは全く違う。
不要な物をすべて撤去した広い仕込み蔵に新しいタンクと古いタンクが整然と並ぶ景色に感嘆の声が漏れました。
この感動は昨年の葵酒造を知っている人なら共感できるはず(笑)
メンバーも増え、設備も新たに投入された物もあり、着実にアップデートを重ねていました。
新体制となった葵酒造ですが、昨年初めて訪れて感じた「暖かくポカポカとした陽だまりのような空気感」は全く変わらず、今年も良い造りができているんだなと胸がじーんっと暖かくなりました。

2年目の葵酒造はどんな物語を紡いでいくのでしょうか。
初年度とは比較できない程のプレッシャーがあるハズです。
初年度にはなかった苦悩もたくさんあると思います。
実際醸造責任者の阿部君(りゅうやん)は造りスタート前に重圧に押し潰されさそうになったと教えてくれました。
そんなプレッシャーや苦悩を勝手に僕も背負いながら葵酒造と共に進んで行こうと思います!
もう既にワクワクとドキドキが止まりません!