あべ ++(プラスプラス)

-商品詳細-
原料料:米(新潟県産)、米麹(新潟県産米)、単式蒸留焼酎(自社製造)
精米歩合:非公開
Alc度数:15度
酒粕焼酎融合タイミング:上槽前
製造元:阿部酒造(新潟県 柏崎市)
醸造酒と蒸留酒が融合した「柱焼酎仕込」!
より焼酎味が感じられる阿部酒造の辛口酒!!
クール便必須
あべ ++(プラスプラス)
あべ+(プラス)とは(蔵元案内より抜粋)
「+(プラス)」には3つの意味が込められています。
1.自社で出た酒粕から製造した粕取焼酎を発酵中の日本酒にプラス。
2.純米酒の良さと、蒸留酒である焼酎が融合。従来のあべシリーズに新しい味わいをプラス。
3.阿部酒造の酒造りをさらに前進させるという意味でのプラス。
「柱焼酎仕込み」とは酒粕を蒸留して粕取焼酎を自社で製造し、それをもう一度醪に加えて日本酒を造る仕込み方法です。
いわば蒸留酒と醸造酒のフュージョン!
実はこの「柱焼酎仕込み」は次期蔵元 阿部 裕太氏が蔵に戻ってからやりたいと思い続けていたプロジェクトで、僕も以前よりお話は伺っていました。
農家さんが育て上げたものを産業廃棄物としてお金を払って捨ててしまっている悲しさ…
アルコール添加という技術で一時代を築いた新潟の酒蔵だからこそ!
という大きな2つの想いがあり、この「柱焼酎仕込み」プロジェクトが始動しました!
粕取り焼酎を蒸留する為に蒸留機も購入されました。
金額を聞いてびっくりw
「普通だったら蒸留機を買うくらいなら、タンクとか他の設備に投資するんだろうけどね〜」
と話す裕太さんの笑顔に狂気を感じました(笑)
そんな「あべ+」 ですが今作は「あべ ++」。
間違い探しではありませんよ(笑)
より焼酎味が強く感じられ所謂「辛口」タイプの仕上がりとのこと。
裕太さんも辛口好きならこれ一択!と太鼓判を押す阿部酒造の辛口。
これは期待せずにはいられません…!
粕取り焼酎特有の品ある香りに柑橘にニュアンスを感じる香り。
一口飲んでびっくり!
アタックに柑橘を感じたと思った瞬間味キレ!?!?
落ち着いて…落ち着いて…
今度はより注意して味を探ってみる。
柑橘のアタックから苦味渋味が押し寄せると微かなじゅわっと感。
よし!分かる!分かるぞ…!
と思った瞬間味キレまで一直線(笑)
カラッとしたドライな後味に粕取り焼酎特有の品ある香りの余韻続いていきます。
味の情報量は少ない印象ですが、物足りなさや薄っぺらさは皆無!
むしろしっかりとした骨格と粕取り焼酎焼酎のニュアンスで飲み応え抜群!!
+と比較すると焼酎感やドライさは++の方が顕著に感じられます。
でも単なる強化バージョンというよりは、設計の段階から着地のイメージが違うような気がしました。
阿部酒造さんのお酒には毎回ワクワクさせられますが、今作も飲み込んだ後の高揚感が凄い(笑)
阿部酒造ファン、辛口ファン、そして焼酎界隈の方にもぜひ飲んで欲しい!!
酒屋になって4年。
販売する全てのお酒をテイスティングし、テイスティングコメントを店頭、Online Shop、各種SNSで紹介してきました。
今でこそある程度(まだまだまだまだですが…)文章化できつつありますが、当初はとても読めたもんじゃなかったと思います。
そんな意味でも一生忘れる事ができないお酒が新潟県 柏崎市 阿部酒造さんの「あべ」です。
実は修行先で人生で初めてのテイスティングコメントを書いたお酒。
内容までは覚えていませんが、とても苦労した記憶があります。
それまでも言語化してお客様にお伝えしていましたが、文章化するとなると別次元、別ベクトルの難しさ。
そしてその文章を幾人もの方が読むかと思うと…
その文章が残ってなくて良かった〜(笑)
当時の阿部酒造さんはまだ「あべ」ブランドがスタートして間もない頃でした。
六代目の阿部 裕太さんの第一印象は、優しい兄ちゃん。
最初は蔵人の方かな?と思いました(裕太さん、すいませんw)。
お酒からはその優しさと、静かに燃える想い、そして仄かなウッディテイスト(笑)が感じられていました。
蔵にも伺わせて頂き、ほぼ○な槽場、○○○していた麹室、まるで迷路のように入り組んだ蔵の中は一生忘れる事はないでしょう(笑)
蔵にお邪魔した翌年の新酒。
まぁ〜これが凄かった!
昨年のお酒とは別の蔵のお酒?と感じてしまうくらいの進化。
未だに舌が覚えています。
ただ密かに好きだったウッディテイストが綺麗さっぱりなくなっていて少し寂しい気持ちになりました(笑)
その後も色々と気にかけて頂き、修行後に裕太さんから手紙が届きました。
それが嬉しくて嬉しくて、今も大事に保管してあります。
いつか裕太さんのお酒を取り扱わせて頂けるように頑張ろう。
そう固く決意しました。
そんな決意から数年が経ち…
みなさまご存知の通り「あべ」は全国でも指折りのブランドへと成長を遂げました。
実は毎年新酒が出ると飲んでいました。
そりゃもうリリースを楽しみにしていました。
年々進化していく味わいと、そのスピード感に毎年唸ってました。
よし。
今なら少しは背伸びできる。
いや、背伸びする。
なんならトランポリン使ってジャンプする。
もうイチ飲み手ではいられない。
そう決心し鼻息荒く、そして手汗をかきまくりながら裕太さんにメールを送りしました。
僕)
裕太さんお久しぶりです!
阿部酒造さんのお酒を僕に売らせてください!!
蔵に伺わせてください!!!!
いつ伺ったら大丈夫ですか!?!?!?
裕太さん)
マコちゃんお久しぶり!
まずはオンラインでお話しましょうか(笑)
オンラインミーティング!!!!
鼻息が荒いあまりその選択肢がすっかり頭から抜けていました…
恥ずかしかったなぁww
そしてなんやかんやあり、僕は何年振りかも分からないくらい久しぶりに阿部酒造さんにお邪魔していました。
まず外観が変わった。
変わったというか実際新築の建屋…
お洒落すぎていてここだけ柏崎じゃないみたい(市民のみなさまごめんなさい)。
蔵内も以前伺った時と同じ建物と思えない程の変わりよう。
槽場の前で裕太さんから当時と変わった所などをお話しして頂きました。
逆に変わってない所ってどこかありますか?
いやーーーどうだろ。うん、無いかもしれない(笑)
ですよねー(笑)
あの時は〇〇で大変だったんだよー、○○も○○でさー。
と話す裕太さんはやっぱり優しい兄ちゃんのまま、でも初めてお会いした時の何倍も「やってやるぞ」という雰囲気が溢れていました。
圃場別シリーズで使われている田んぼを案内して頂いている最中も、今後の方向性や蔵としてやっていく事などを書ききれない程お聞きしました。
なんと言ったら良いか…自社のみではなく業界全体と未来を見据えたスケール感、実行に移すまでのスピード感が異次元。
なぜ阿部酒造がそれをしなくてはいけないのか、という理由にも一本筋が通っている。
この辺りは今後お知らせできるかと思いますのでお楽しみに!
僕もとても楽しみにしています!!
お話をお聞きしてヨイショやお世辞でもなんでもなく、阿部酒造は時代を創る企業、それを次世代につなぐ企業なんだなと理解しました。
そんな阿部酒造のお酒を通して僕はなにができるのだろう。
味わいを説明する、造り手が込めた想いを説明する、そんな今まで通りの事を続けていくだけで業界が良くなるのだろうか。
そう簡単に答えが見つかるものではないけれど、初めて書いたテイスティングコメントから今もずっと書き続けているように、これからも考え続けてきます。
阿部酒造を、六代目 阿部 裕太を見ていると思考を止めることなんて到底できない。
自分にとって阿部酒造は原点であり未来です。
未来を見据え、猛スピードで進化し続ける阿部酒造をどうぞ宜しくお願いいたします!
2023.11.18
